くりちゃんの甘いものに首ったけ

なんちゃってお菓子評論家がいろいろなお菓子の情報をお届けします。

イル・プルー・シュル・ラ・セーヌのお菓子

いろんなケーキを食べて行くと

同じ名前のケーキなのに

見た目も味も随分違うのがあります。

 

パティシエが違うから、作り方が違うということもありますが、

素材の質が違うということが実は大きな理由だったりもするのです。

 

素材ということに関して私が一番影響を受けたのは、

代官山のイル・プルー・シュル・ラ・セーヌのオーナーシェフ弓田享氏。

 

弓田氏は、日本の洋菓子界の鬼才、重鎮と呼ばれています。

お菓子の教科書的存在である弓田氏。

その体験に基づくお菓子に対する考え方は素晴らしいものがあります。

 

『ブルータス』『クロワッサン』など各紙面でも紹介されているので

ご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

けっして時代の雰囲気に身を任せず、

おいしさとは何か、フランス的な味わいとはどのようなものか、

自己の存在をかけて本質を追い求めてきた方です。

見た目と違い、温かく熱く職人的、芸術家でもあります。

 

教えていただいた中で

一番印象に残っているのが「卵の味」の違いです。

 

卵がイワシの味がするなんて知りもしませんでした。

鶏の餌の中にイワシが多く含まれているので

そのまま卵にイワシの味が出てしまうんです。

 

でも、そういうことを知っていれば

逆に、卵を美味しそうに見せることも可能なんです。

餌にパプリカを混ぜて黄味の色をオレンジっぽくしたりする工夫が

生れたりもするんですね。

 

イル・プルー・シュル・ラ・セーヌのお菓子は

素材にかなり厳しい基準を設けています。

そして素材をどう美味しく変身させるか、

という工夫も含めて

その徹底ぶりは他に類を見ないほどです。

 

一度代官山に行って、召し上がってみていただきたいです。

すべてのお菓子がおすすめですが、

素材の良さがわかりやすいシュークリームやモンブラン

特におすすめだと思います。

 

お気に入りの中華菓子 馬拉米羊(マーラーカオ)

中国料理の楽しみと言えば

料理そのものはもちろんのこと、豊富なデザートもまた楽しみですよね。

 

中国料理のデザートで一般的なものとしては

杏仁豆腐やマンゴープリン、胡麻揚げ団子などがあげられます。

美味しい中国料理店はデザートもとても美味しいですよね。

 

特に杏仁豆腐などは

お店によってかなり味の違い(美味しさの違い)がみられます。

 

最近は、横浜中華街あたりでも

なかなか気に入った杏仁豆腐に出会えなくて残念ですが

そんな中でも

個人的には「菜香新館」の杏仁豆腐は結構いけるのではないかな、って。

そう思っております。

 

まあ、杏仁豆腐の話から入ってしまいましたが、

今回お話したいのは杏仁豆腐ではありません。

 

私がおすすめしたいのは

馬拉米羊(マーラーカオ)です。

 

「馬拉米羊(マーラーカオ)」は中華風の蒸しパンです。

美味しいマーラーカオは蒸しパンというよりカステラのような感じがします。

 

小麦粉に三温糖、卵、ミルク、サラダ油をまぜて蒸して作るのですが

単純な材料ゆえに

調理の仕方によって固くなってしまったり、

味が薄かったり、濃かったりなどの差が出てしまうようです。

隠し味の「お醤油」がミソかもしれませんけど。

 

小さいものは自宅でも簡単に作れますが、

大きいサイズを作るのはなかなか難しいです。

どうしても一口サイズになってしまうので

本来の美味しさが出ないんですね。

 

マーラーカオはやはり美味しいお店でいただくのがよろしいかと。

 

オシャレな中国茶楼で

美味しい中国茶を飲みながら美味しいマーラーカオをいただく。

これは本当に幸せな気分になれますね。

皆さんも是非試してみてください。

 

横浜中華街でおすすめの中国茶楼は緑苑と孫悟空

 

緑苑のお茶は本当に美味しいです。

代表の周さんはとても面白い方ですし、

とにかく一度足を運んでみていただきたいお店ですね。

マーラーカオなど、お茶うけを楽しみたいなら孫悟空がおすすめですね。

 

また

 

マーラーカオはお土産としても最適です。

お持ち帰りなら、

先ほど紹介した「菜香新館」がおすすめですよ。

 

でも

 

私が一番気に入ってるのは

実は生活クラブのマーラーカオなんです。

 

って

 

何だか恥ずかしいので友達には内緒にしちゃってるんですけどね(笑)

 

可愛い洋菓子 サントノーレ

東京の世田谷の実家のそばにあるお店

「ラ・ヴィエイユ・フランス 本店」

2007年にオープンした洋菓子(フランス菓子)のお店です。

 

シェフの木村成克さんは

パリの老舗「LA VIEILLE FRANCE」で

日本人初のシェフパティシエに就任された方で

お店の名前はこのパリの老舗店からつけられたものなのだそうです。

 

残念ながら1834年創業のパリのこの老舗店は閉店となってしまったとのこと。

当時を忘れないためにお店の名前に「フランス」を入れてるのだそうです。

 

このお店「ラ・ヴィエイユ・フランス 本店」は

知る人ぞ知るフランス菓子の専門店で

結構な人気のあるお店なんだそうです。

 

そうとは知らず

実家に泊まった時によく、朝のお店のオープンに合わせて

ジャムやミルリトンを買いに行ってたんです。

「行列の出来るお店」という評判のようですが

いつも私が行く時は、朝の時間帯のせいか

私以外の客は1人もいなく、そんな人気のあるお店とは思いもしませんでした。

 

ケーキもいろいろなものを買って食べてはいましたが

私には

やや甘すぎたり、ラム酒が効きすぎていたり。。。

やはり、フランスの人に好まれる味になっちゃてるのかな、って。

 

20種類くらいあるケーキのほとんどをいただいた中で

ひとつだけすごく気に入ったものがありました。

 

「サントノーレ」

 

ご存知のように、パイ生地の上に生クリーム、

その上に飴がかかった小さいシュークリームがいくつかのっている

とても可愛らしいケーキです。

 

「ラ・ヴィエイユ・フランス 本店」のサントノーレは

生地もさることながらクリームに特徴があります。

季節によってナッツ味だったり、マロン味だったり

1年を通して移り変わる変化を楽しめるんです。

季節によって材料を変えているみたいなんですね。

 

一緒に行く友達は皆いつも

「どのケーキもすごく美味しい!」って絶賛しています。

確かに普通よりはずっと美味しいし、見た目もとても綺麗なケーキたち。

 

でも

 

私が本当に美味しいと思ったのはサントノーレ

だけ? とは言いませんが

とにかく

このサントノーレは本当におすすめなんです。

 

京王線 千歳烏山駅から5~600メートル。

「ラ・ヴィエイユ・フランス 本店」は住宅街の中にあります。

是非一度足を運んでみて下さいね。

 

 

母の大好きな胡麻団子

皆さんは、胡麻団子と言ったらどのようなものを思い浮かべますか。

 

中華の胡麻揚げ団子のようなものや

胡麻餡がのったお団子を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

 

確かにそれらは美味しいです。

私も大好きですし。

 

でも

 

今日ご紹介したい胡麻団子は、それらとは全く異なるものなのです。

 

今にして思えば、私はこの胡麻団子のおかげで、

胡麻好きになったといっても過言ではありません。

 

私がまだ小さかった頃、

母が買ってきてくれたこの胡麻団子の箱を開けた時の衝撃?が

今でも忘れられません。

 

お団子が入っているから、と母に言われて、

いそいそと箱を開けてみたまでは良かったのですが、

すり潰したと思われる胡麻がビッシリと敷き詰められた箱には

お団子の姿形は何一つ見えなかったからです。

 

「お母さん、これ不良品じゃないの?お団子入ってないよ。」

「どれどれ、ああくりちゃん、これはね・・・」

そう言いながら

胡麻ビッシリの畑(笑)の中から母が掘り出してくれたのは

紛れもない串団子。

 

「すご~い、お団子が胡麻の中に埋まっていたぁ♪」

 

そのお団子の美味しかったこと。

そして何より、

お団子を埋め尽くしていたすり胡麻が本当に美味しかったのです。

 

お団子をかじり、すり胡麻をスプーンですくって食べる。

美味しさを2度味わうことが出来るこの胡麻団子は

今では私の大のお気に入りです。

 

そして

 

今では寝たきりで胃瘻チューブによる栄養しか摂れなくなった母が

大好きだった思い出のお菓子なのです。

 

東京都世田谷区粕谷4丁目にある「和菓子 彌生」

小さなお店です。

一度、機会があったら召し上がってみてください。

麩まんじゅうもおすすめですよ。

 

京王線千歳烏山から歩くと25分位です。

バスが近くまででているはずですが

記憶が定かではありません。ゴメンナサイ。

 

今は似たようなものがいろいろなお店で出回っているようですが

私の中では

胡麻団子と言ったら「彌生」なんです。

 

 

はじめまして、くりちゃんです

はじめまして、くりちゃんです。

 

・・・ゴメンナサイ、自分でちゃん付けしちゃいました (^_^;)

 

お菓子類は作るのも食べるのも大好き!

 

お菓子作りの趣味が高じて

洋菓子も和菓子もプロの方たちと一緒に数年間修行した経験もあります。

 

あらゆるジャンルのお菓子を自分の視点から研究!?

って そんな大げさなものじゃないんですが・・・笑

一応 研究してるつもりになってます (^_^)v

 

そんな、なんちゃってお菓子評論家が

いろいろなお菓子の情報をお届け出来たらな、なんて軽い気持ちで

ブログを立ち上げちゃいました (*^-^*)

 

+゚ ゚*。*⌒*。*゚*⌒*゚*。*⌒*。*゚*⌒*゚*。*゚*⌒*゚*。*゚*

 

そう言えば

 

私が甘いものに目覚めたのはいったいいつの頃からだったのかなぁ~

なんて つらつらと記憶をたどってみたら

まだ幼かった頃、父と一緒に映画を観た後、

良く連れていってもらった渋谷のフルーツパーラーを思い出しました。

 

そういえばここの「マロンパフェ」をよく食べていたなぁ。

何故かフルーツパフェやチョコパフェではなくマロンパフェ。

たぶん西村フルーツのお店だったと思うけど

移転したんですね。

今の道玄坂にあるお店ではなく

もっとメジャーじゃない場所にあったと思うけど。。。

 

渋谷はお店の世代交代が激しく、リニュ―アルされればまだ救われるけど

大好きだったお店がなくなっちゃってることもあるから

それは寂しいけど

西村フルーツのような老舗のお店が頑張ってくれているのはとても嬉しいですね。

 

でも

 

久々にメニューをみてみたら

マロンパフェがなくなってたよ~~~ Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン